関西旅行日記第一日(2006年5月1日)

700系  8:15発のはやて2号で仙台を出る。この列車は仙台を出ると東京までとまらないだけあって、さすがに速い。
 東京駅で降りた後、のぞみ19号博多行きに乗る。停車駅の面子を聞いただけでも気分が盛り上がるというものである。そういえば、700系に乗るのははじめてだ。青を基調としたシートとグレーを基調とした車内はよくできているけどいささか味気ない気もする。5月1日は平日なので旅行客も多いが、結構出張で乗車している乗客もいる。おかげで横の窓のカーテンが閉められて退屈である。というわけで車掌の検札を横目にこの日記を書く。
 第2東名高速の工事中の橋脚や工場が見えてきて新富士に入ったのだが、残念なことに曇り。富士山は見えそうにない。
 富士山の見えない静岡は浜名湖まで工場と都市が続くのでいささか退屈である。あまりにも退屈なのでFlashで作られたゲームで遊んだりして時間をつぶす。
 名古屋を過ぎると景色も豊かになってくる。
阪神タイガース  12時49分。定刻どおりに新大阪に着く。7年ぶりの大阪である。降りてみてまず感じたこと。
 「暑い!」
 どうやら、今日は全国的に暑かったようだ。
 新大阪は東京方面や博多方面からの列車の終点になることも多いので、西からは500系が、降りたホームの横にはレールスターが、その他、700系や300系もやってきてさながら新幹線王国である。
 切符を大阪市内まででとったので、とりあえず大阪駅で降りた後、昼食を立ち食いスポットでとる。歩いていると当たり前のように大阪弁など、関西口調が耳に入る。これを聞いていると関西に着たんだなと感じる。でも、エスカレータは左歩き、右立ちということで仙台と同じなのでなんか落ち着く。
 阪神電車で神戸へ。さすがに、車内は阪神タイガース一色である。
うろこの家  神戸に着いた後は観光用の路線バス、シティループで北野の異人館街へ行き、うろこの家、風見鶏の館をはじめとして11の異人館を3時間ほどかけて回る。
 開国、開港により外国人が居住を始めて国際色豊かな街ができた、坂の上に異人館街ができたというと去年訪れた函館を思い出す。函館は公会堂など、主に施設や商店といった物が多かったのだが、神戸の方は家として使われたところが多く、生活感がある辺りが一味違った感じである。
 異人館の中は美術館になっているところが多く、さまざまな国の美術品を見る。中国らしさあふれる中国の用品や迫力あふれるロシアの絵画は特に印象的である。
 おまけとして、写真を撮ってもらうサービスも受ける。男性用は上着しかないのでややさびしいがそれなりに雰囲気は出るものである。
大道芸人  萌黄の館を出ると、大道芸人が綱渡りやジャグリングのパフォーマンスを見せていた。
 見事でかつ、笑える。
 異人館街を回った後は夜景でも見ようかと思ったが、今日は平日なのでロープウェイは運行を終了していた。気づいたのは乗り場の前である。休日に来るべきだなとほんの少し後悔する。
 仕方がないのでバスで三宮に戻り(仙台と違って、バスの運賃が安くて本数も多いので戻るのも楽である。)、夕食の場所を探す。
 少し歩くといくたロードが見えてきたのでモーリヤ本店で神戸牛をいただくことにする。
 さすがは、神戸牛。霜の降り方が見事で肉が柔らかい。脂身の調理の仕方もうまく、自分はよく脂身を残すのだが、脂身も塩やポン酢に絡めておいしくいただく。きた甲斐があったというものである。
 帰りは阪急電車で梅田に戻る。
 阪急梅田からはホテルの直前まで延々と地下街を行く。
 阪急梅田駅とは反対側ということもあるのだが、とにかく長い。
 地下街を抜けた後、新御堂筋どおりを少し歩いて、今回の宿であるホテル法華クラブ大阪に着く。外を見ると結構すごい場所にあったものである。
 荷物を降ろして、ネットワーク環境を整えた後、大浴場で汗を流してからこの日記を書く。

 さて、明日は奈良を回るとしよう。

第2日へ→
Tatsuの旅日記。に戻る